母親にノートパソコンを買ってくれと頼まれた。以前使っていたパソコンが故障してから1年以上が経ち、いい加減しびれを切らしてきたようである(追記:この記事を最初に書いてからちょうど1年経ったが、未だに購入していない)。
母のパソコンの使い道といえば、時々ネットで興味のあることを調べるか、ゲーム(スパイダーソリティア)をする程度だったので、パソコンのスペックはさほど求められていない。そんな一般用途(しかも最低限の使い方)とはいえ、後々いろいろなことをしたくなった時のためにもそれなりのスペックがあった方がいい。
ということで条件を考えてみたところ、ビジネス用途にも使えそうなスペックになった。
一般(ほぼビジネス用途)ノートパソコンの条件
- CPU:Intel Core i3~(第11世代以降)/ Ryzen 5~
- メモリ:8GB程度
- ストレージ:256GB(SSD)
- GPU:Intel Iris Xe Graphics相当
OSは Windows、母の希望によりディスプレイは大きめの15.6インチ、という条件で候補を絞った。
BTOパソコン
BTOパソコンはプリインストールのソフトが少ないのと比較的安価なのがよい。Microsoft Officeはカスタマイズで選択可能か、または付属の製品が準備されている。
ドスパラ THIRDWAVE DX-T5

- CPU:Intel Core i5-1135G7(第11世代)
- メモリ:16GB
- ストレージ:500GB(SSD)
- GPU:Intel Iris Xe(内臓)
メモリが16GBなので、一般・ビジネス向けとしてはかなりサクサク動作することが期待できる。OSはカスタマイズでWindows 11 Pro選択可。オフィスソフトはMicrosoft Officeとの互換性もある KINGSOFT WPS Office 2 付属、オプションでMicrosoft Office 2021に変更可能。
マウスコンピューター mouse K5

- CPU:インテル Core i7-10750H(第10世代)
- メモリ:16~64GBまで選択可
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:NVIDIA GeForce MX350
カスタマイズ次第でWindows 10へのダウングレード、Microsoft Office 2021も選択可能なので、ビジネス用・リモートワークにも適している。
FRONTIER NLC シリーズ
- CPU:Intel Corei3-10110U / i5-10210U / i7-10510U
- メモリ:8GB / 16GB
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:Intel UHD Graphics(内臓)
FRONTIER NLC シリーズのCPUはIntel Corei3/5/7から選べる。価格は税込8万円台から。DVDマルチドライブ付き。Microsoft Officeはカスタマイズでも選べれないようなので、ビジネス用途にするのであれば別途インストールが必要だろう。
海外メーカー
海外メーカーは、BTOパソコン同様プリインストールのソフトが少ない。こちらもMicrosoft Officeが標準で付属かオプションで選ぶことが可能である。
Dell Inspiron 15 3000 Intel
- CPU:Intel Core i7-1165G7 (第11世代)
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:Intel Iris Xe Graphics(CPU内臓)
Intel Core i7(第11世代)で、一般用途としては高性能。価格もキャンペーン適用で税込10万円未満とお値打ちである。
OSはカスタマイズでWindows 10へのダウングレードも可、Microsoft Officeもオプションで追加可能なので、ビジネス用途としてもよさそう。
HP Pavilion 15-eg0000 スタンダードモデル
- CPU:Intel Core i5-1135G7(第11世代)
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:Intel Iris Xe Graphics(CPU内臓)
10万円未満のお手頃価格でありながら、CPUがIntel Core i5(第11世代)メモリが16GBと、普段使いとしてはスペック高めなPCである。カスタマイズ次第でMicrosoft Office 2019追加可。
ASUS X515EA
- CPU:Intel Core i5-1135G7(第11世代)
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:Intel Iris Xe グラフィックス(CPU内臓)
第11世代のcore i5を搭載しているので、クリエイターパソコンほどではないものの普段使いのパソコンとしては高性能といえる。Microsoft Office 2021 付属。
ASUS TUF Gaming F15
- CPU:AMD Ryzen 5 4600H
- メモリ:8GB
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1650
名前に"Gaming"と入っているとおりのゲーム向けパソコン。CPU・GPUともにゲームを稼働させることを考えたスペックになっている。Microsoft Office 2019付属。
国内メーカー
大手もしくは大手企業傘下にある会社の製品。クリエイター向けパソコンの項でも書いたとおり、全体的に価格は高めである。大抵のモデルはDVDドライブを搭載している。
Dynabook AZ/HVシリーズ
- CPU:Intel Core i3-1115G4/i5-1135G7/i7-1165G7(第11世代)
- メモリ:8GB/16GB
- ストレージ:512GB~1TB(SSD)
- GPU:Intel IRis Xe Graphics(Core i7/i5のみ、CPU内臓)
CPUやストレージの選べる幅が大きいので、用途に合わせたスペックにできる。 ブルーレイディスクドライブ搭載、Microsoft Office 2021選択可。
VAIO S15 (2022年7月発売モデル)
- CPU:Intel Core i7-12700H(第12世代)
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB(SSD)
- GPU:Intel Iris Xe Graphics(CPU内臓)
2019年11月発売モデルがIntel Core i5の第9代だったことを思うと、スペックはかなり良くなった。ストレージは、第四世代 ハイスピードSSDも選択可能。DVDスーパーマルチドライブ付き。色はブラック・シルバー・ホワイトの3色展開。
NEC LAVIE N15(A)シリーズ
- CPU:AMD Athlon Silver 3050 / AMD 3020e から選択可
- メモリ:4GB~8GBまで選択可
- ストレージ:2565GB~2TB(SSD)まで選択可
- GPU:Radeon グラフィックス(内臓)
カスタマイズで OSは Windows 11 Pro、Microsoft Office選択可。DVDスーパーマルチドライブ/ブルーレイディスクドライブのいずれか選択可。
自分のパソコンも買い換えていないのに、母のパソコンを買うのはいつになることやら。