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ノートパソコンの選び方―クリエイターパソコン編

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はじめに-クリエイターパソコンの条件

前回記事「Microsoft Surface のノートPCからクリエイターパソコンを選んでみる」でも書いたが、Adobe Creative Cloudのアプリケーションを楽に作動できる環境として、以下の条件に絞っている。

  • CPU:Intel Core i7(第10世代~)/ Ryzen 7
    次点 Intel Core i5(第10世代~)/ Ryzen 5
  • メモリ:16GB以上
  • ストレージ:512GB以上(SSD)
  • GPU:GeForce GTX 1650以上(外部GPU)
    次点 Iris Xe(内臓タイプ)

BTOパソコン

BTOパソコンは、何といっても低価格で高スペックの製品が手に入るのが良い。ただし、パソコンの外観・デザインにもこだわる人にとって、そのシンプルなデザインが少し物足りないかもしれない。

ドスパラ Raytrek R5-CA AdobeCC推奨スペックモデル

raytrek R5-CA(レイトレック R5-CA)9848|パソコン通販のドスパラ【公式】

  • CPU:第10世代 Intel Core i7-10875H
  • メモリ:32GB~
  • ストレージ:1TB(SSD)
  • GPU:GeForce RTX 3060

Adobe Photoshop / Lightroom を動作させること(フォトレタッチ、RAW現像)を目的としたモデルということでクリエイター向けとされているが、メモリは32GB以上も選べ、GPUはGeForce RTX 3060なので(さらに高性能スペックが求められる)ゲーム向けパソコンに思える。

マウスコンピューター DAIV 5P

DAIV 5P│パソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】

  • CPU:第10世代 Intel Core i7-10750H
  • メモリ:16GB~
  • ストレージ:512GB~(SSD)
  • GPU:GeForce GTX1650Ti

ドスパラのRaytrek R5-CA ほど高性能ではない(というか、むしろRaytrek R5-CA の性能高すぎ)が、グラフィックソフトがサクサク動きそうなスペックを有している。

FRONTIER LN-HM470シリーズ

  • CPU:第10世代 Intel Core i7-10750H
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:1TB(SSD)
  • GPU:GeForce GTX1650

FRONTIERのノートパソコンLNシリーズ FRLN713/Bは。マウスコンピューターのDAIV 5Pと比較すると、ストレージが2倍でGPU性能が少しだけ下、ほぼ同じスペックといえる。

海外メーカー

海外メーカーのパソコンは、国内BTOパソコンメーカーと国内の一般パソコンメーカーの中間くらいの価格という印象。デザイン面に注力しているメーカーもある。

Dell XPS 15(9500)

  • CPU:第10世代 Intel Core i7-10750H
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:1TB(SSD)
  • GPU:GeForce GTX1650

【Dell】XPS 15プラチナは、FRONTIER LN-HM470シリーズと同スペックだが価格は高め。コストパフォーマンス優先ならばFRONTIER、デザイン性を優先するならDellになるだろうか。

Dell XPS 13 (9305)

  • CPU:第11世代 Intel Core i7-1165G7(Iris Xe内臓)
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:512GB(SSD)

【Dell】XPS 13プレミアム(Office H & B付・シルバー)【クリエイター応援】とあるので、クリエイター向けパソコンと見てよいと思う。第11世代 Intel Core i7に内臓されているIntel Iris Xe グラフィックスについては、外部GPUの「Geforce MX350」をしのぐと説明されているサイトもあった。

モニターは13.3インチと小さめで、外出先での使用に向いている。

デル株式会社

HP ENVY 15-ep

icon icon

  • CPU:第10世代 Intel Core i7-10750H
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:512GB(SSD)
  • GPU:GeForce GTX 1660 Ti

HP社のクリエイター向けパソコンで有名なのが、ENVY 15-epシリーズである(5月初旬現在「一時取り扱い停止」)。重さが約2.15kgでテンキーがない、フルHD光沢ディスプレイという点が好みが分かれそうだ。

同等もしくは近いスペックの別シリーズだと、ENVY x360 15-ee(AMD) icon(CPU:Ryzen 7 4800H(AMD Radeon 内臓)と、ゲーミングパソコン・Pavilion Gaming 15(AMD)icon(CPU:Ryzen 7 4800H、GPU:GTX 1650)がよさそうだが、こちらも「完売」もしくは「一時取り扱い停止」となっている。コロナ禍第4波でリモート&巣ごもり需要のためだろうか。

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

ASUS ZenBook Pro Duo 15 OLED UX582LR

  • CPU:第10世代 Intel Core i7-10870H
  • メモリ:32GB
  • ストレージ:1TB(SSD)
  • GPU:GeForce RTX 3070

ASUSの6月発売予定のノートパソコン・ZenBook Pro Duo 15 OLED UX582LR (UX582LR-H2017TS)は、スペックはドスパラのRaytrek R5-CA AdobeCC推奨スペックモデルと同等だが、価格はこちらの方が高い。ダブルディスプレイ、タッチ・スタイラス入力対応のせいだろうか。モニターサイズは15.6インチ(セカンドディスプレイ:14.1インチ)、Microsoft Office付き。

ASUS ZenBook Duo 14 UX482EG

  • CPU:第11世代 Intel Core i7-1165G7
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:1TB(SSD)
  • GPU:GeForce MX450

ASUS ZenBook Duo 14 UX482EG (UX482EG-KA143TS) のGPU・GeForce MX450は、性能スコアについて解説しているページには載っていなかったが、MX350がIris Xeよりやや下であることからIris Xeと同等またはやや上であると推測される。ディスプレイサイズは14インチ(セカンドディスプレイ:12.6インチ、タッチ・スタイラス入力対応)、Office付き。

ASUS TUF Gaming FX505DT

  • CPU:AMD Ryzen 7 3750H
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:512GB(SSD)
  • GPU:GeForce GTX 1650

ASUS TUF Gaming FX505DT (FX505DT-R7G1650AS)はゲーミングパソコンという扱いだが、クリエイターパソコンとしてもスペック的には十分だと思う。

ASUS クリエイター向け製品

国内メーカー

大手もしくは大手企業傘下にある会社の製品で、全体的に価格は高めである。一般・ビジネス向けが強そうな印象だが、クリエイター向けパソコンに近いスペックの製品もある。

Dynabook AZ/HRシリーズ

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  • CPU:第11世代 Intel Core i7-1165G7(Iris Xe 内臓)
  • メモリ:16GB~
  • ストレージ:256GB~(SSD)

旧東芝ダイレクトの製品。Dynabook AZ/HRiconのモニターサイズは16.1インチ、Officeなしで価格は20万円台前半。

Dynabook Direct

Vaio Z VJZ141

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  • CPU:第11世代 Intel Core i7-11375H選択可(Iris Xe 内臓)
  • メモリ:8GB~
  • ストレージ:256GB~(SSD)

Vaio Z VJZ141iconは、重量958g、連続駆動約34時間、最高127cmからの衝撃を守る堅牢性という特徴がある。モニターサイズは14.0インチワイド、Officeなし、価格は最低スペックで20万台後半である。

VAIO STORE

NEC LAVIE VEGA

  • CPU:AMD Ryzen 7 3750H(Radeon RX Vega 10 内蔵)
  • メモリ:8GB~
  • ストレージ:512GB(SSD)

LAVIE VEGAには、第9世代 Intel Core i7-9750H とAMD Ryzen 7の2種類がある。内臓GPUの性能から後者を選んだ方がよさそうだが、RX Vega 10の性能はIris Xeには少し及ばない。

Adobe Creative Cloud フォトプラン1年分(Photoshop/Lightroom)が付属するので、メーカーとしては写真編集できるスペックの製品なのだろう。しかし、同じ用途でも、超高スペックノートPC・ドスパラのRaytrek R5-CAとはかなりの差がある。

価格は最低スペックで20万円台前半。

まとめ

以上、CPU・メモリ・ストレージ・GPUに注目してクリエイター向けパソコン(もしくはそれに準じた)の製品をピックアップしてみた。ここに、ディスプレイサイズやポート数、外観・デザインといった要素、予算などを加味して選定することになるだろう。

こうして見てみると、メーカーによって「クリエイター向け」の要件がまちまちであるのが分かる。ゲーミングPCも多く扱うBTOパソコンメーカーはハイスペックに、ビジネス向けPC主力の国内メーカーはややロースペックに見積もる傾向にあると思った。

余談:DynabookとVAIOは子会社化してたのね…(情報遅くて知らなかった)。

参考動画

「Core i7が良い」は間違い!正しいノートパソコンの選び方を解説します【予算5万】テレワーク在宅などビジネス向けコスパPCの紹介 - YouTube

ビジネス向けノートPCの選び方の解説動画だが、CPUなどの説明はとても参考になる。私も各社ノートPCのスペックを調べているうちに気づいていったが、Core i7の後ろにある数字が重要なのだ。

参考ページ

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